日本国内では、医師になるためには、まず大学の医学部を卒業しなければなりません。
そして国家試験に合格し、医師・歯科医師免許を取得しても、すぐに独立できるわけではなく、まず2年間は必須研修とされる前期研修として、研修医を経験する必要があります。
この期間は、自分がやりたいのは、内科や外科など、どの診療科なのかを見極めながら、もっとも希望する診療科を1年間、その他の基本診療科7つをそれぞれ1カ月以上まわり、見習いとして臨床現場で働き、学んでいきます。
この2年間を終えれば、一応の義務化された研修は終了となるわけですが、医師としてはまだまだ1人前と言える段階ではなく、責任ある仕事は1人では無理といった状態です。
1人前になるためには、最低でも10年は必要と言われ、ここから3~5年ほど、より専門的な研修を積んでいくことになります。
この段階が後期研修医と呼ばれるものです。
前期研修の期間中に決めた希望診療科のある医療機関で、専門医からの指導を受け、さらなるスキルアップを目指していかなければなりません。
後期研修医のあいだは、前期と比べると経済的に多少は余裕が生まれるとはいえ、かなり厳しい場合も少なくなく、アルバイトをしながらの勤務を余儀なくされているケースもあります。
一口に後期研修医といっても、大学病院や国公立病院といった大病院で勤務する場合、私立の総合病院で勤務する場合、中小規模のクリニックや病院で働く場合では、勤務形態・条件も積める経験も大きく異なってきます。
専門のマッチングサイトなどもありますから、自分が希望する道へとつながる最適な環境を見つけ、しっかりと見極めたうえで選択することをおすすめします。